英語のビジネスレターを個人・会社・団体宛てに送る場合の部署名を含む宛名の書き方
通常英語のビジネスレターでは、封筒に書く宛名とは別に、文書の左上に「Inside address」と呼ばれる宛名を記入します。
個人・会社・団体に宛てた場合はそれぞれどのように宛名を記したらいいのでしょうか。下記で具体的な例を挙げながら紹介していきます。
▼順所
- 個人名
- 肩書き(役職など)
- 会社・団体名
- 宛先住所
※1.の敬称には注意が必要です。
男性に対して⇒Mr.
既婚女性に対して⇒Mrs.(+夫のフルネーム)
未婚女性に対して⇒Miss、
既婚、未婚女性のどちらにも使える表現⇒Ms.
▼部署や会社・団体宛てに書く方法
例1 問い合わせの文書を送る場合
Sony Corporation of America(会社名)
Investor Relations(部署)
550 Madison Avenue, 27th Floor,(住所)
New York, NY 10022-3211
TEL : 1-212-833-6849
IR Related Inquiries(ソニー投資家情報問い合わせ先)
例2 求人応募の手紙を出す場合
Personel Department(部署)
AA Communications Company(会社名)
1234 Nippon Street(住所)
Boston Massachusetts 60688
USA
▼「Attention:」を使う方法
文書の内容が特定の個人に向けられたものでなく、会社全体や部署名など複数の人に向けたものである場合は、
「Attention:」を用い、文書を受け取る担当者や部署を指定することができます。
「Attention:」を用いることにより、文書がたらい回しになるリスクを減らすことができます。
<使い方>
会社名から一行飛ばし、「Attention:」をつけ、後には担当者名または部署名が続きます。
後に続く挨拶部分は複数の人に宛てたもの(「Ladies and Gentlemen:」など)にする必要があります。
※1「Attention」は個人的内容の手紙を個人へ出す場合には使わない
※2「Attention」は「Attn」と略されることもある
例1
AA Communications Company(会社名)
1234 Nippon Street(住所)
Boston Massachusetts 60688
USAAttention:Sales Department(宛先の部署:営業部宛て)
Dear Madam or Sir,
例2
International Media Relations Group Corporate Communications Office,(部署名)
XXXXX CORPORATION(会社名)
00-00, Shibaura 1-chome,(住所)
Minato-ku, Tokyo 105-8001,
Japan
Attention: Mr. Brad Smith, Assistant Manager(担当者名)Ladies and Gentlemen:
ちなみに、日本語の「気付」は「Attention」の直訳だといわれています。
▼部署名参考
- 総務部⇒ General Affairs Department
- 人事部⇒ Personnel Department
- 営業部⇒ Sales(Commercial, Marketing)Department
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