英語の分詞の形容詞的用法とは


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英語の分詞には現在分詞と過去分詞があります。基本的には、それぞれ「動詞の原形+ing」「動詞の原形+ed」の形で表記されます。

たいてい、現在分詞は「~している」、過去分詞は「~された」と訳されます。

分詞には、形容詞のように名詞を修飾する用法があります。たとえば「a baked cake」の「baked」や「a flying bird」の「flying」が形容詞的に用いられた分詞です。

分詞を形容詞的に用いる際には、「分詞+名詞」の語順で示されますが、分詞以外の修飾語を伴った場合は「名詞+分詞」といった語順で表記されます。

分詞の概要

分詞は、動詞の性質を帯びながら別の品詞の性質をもつ準動詞です。代表的な準動詞には不定詞や動名詞が挙げられます。中でも分詞は動詞を形容詞的に用いる文法表現です。

分詞の表し方には現在分詞と過去分詞の2つがあります。現在分詞は「動詞の原形+ing」で表記されます。現在分詞はたいてい「~している」「~させる」と訳されます。過去分詞は基本的に「動詞の原形+ed」で表記されます。過去分詞は「~した」「~させられた」と日本語で言い換えられます。

分詞はいくつかの文法事項で用いられます。現在分詞は、進行形や分詞構文、動名詞を表現する際に必要となります。さらに現在分詞には文中で形容詞的に用いる用法があります。

過去分詞は受動態や完了形、分詞構文などに用いられます。過去分詞にも形容詞的用法があります。

形容詞的用法としての分詞

分詞は形容詞としての役割を果たす場合があります。分詞は、人やモノといった名詞の状態や動作を説明するための表現方法であるといえます。

分詞の形容詞的用法の語順は、通常の形容詞と同じで、「分詞+名詞」と表記されます。ただ、分詞を修飾する語が他にある場合、語順は「名詞+分詞」と逆になります。

たとえば「a walking man」は現在分詞を用いたフレーズです。分詞 walking が a man を修飾・説明しています。したがって「a walking man」は「歩いている男」と訳出できます。

「the broken table」は過去分詞を使った表現です。broken は動詞 break の過去分詞形で、the table を修飾しています。「the broken table」は「壊れた机」と翻訳されます。

a walking man
歩いている男

the broken table
壊れた机

a boiled egg
ゆでた卵、ゆで卵

現在分詞の形容詞的用法

現在分詞はたいてい「~している」「~させる」と訳されます。英文中に、現在分詞を修飾する語があると語順が変化します。

現在分詞が単独で用いられる場合

現在分詞のみが名詞を修飾する場合、「現在分詞+名詞」の語順で用いられます。

「The swimming boy is my brother.」は現在分詞を用いた文です。swim の現在分詞形 swimming が名詞 boy を修飾しています。swimming があることで boy の状態が明確に示されました。現在分詞 swimming 以外に、the boy を修飾している語がないため、語順は「swimming boy」となります。

The swimming boy is my brother.
泳いでいる少年は私の弟です。 – Tanaka Corpus

Look at that flying bird.
あの飛んでいる鳥を見なさい。 – Tanaka Corpus

現在分詞を修飾する語がある場合

現在分詞を修飾する語が文中にある場合、語順は「名詞+現在分詞」となります。

「There is a boy swimming in the ocean.」は現在分詞を用いた文です。swimming が boy を修飾しています。この文には、swimming を修飾する語 in the ocean が含まれています。

その場合、「a swimming in the ocean boy」と表記するのではなく、「a boy swimming in the ocean」と表記します。もし in the ocean が英文に含まれていないのであれば、a swimming boy とします。

There is a boy swimming in the ocean.
一人の少年が海で泳いでいる。 – Weblio Email例文集

I went to talk to that woman sitting at that bench.
私はそのベンチに座っている女性に話しかけた。 – Weblio Email例文集

過去分詞の形容詞的用法

過去分詞は基本的に「~した」「~させられた」と訳されます。基本的には「過去分詞+名詞」の語順で表記されますが、過去分詞を修飾する語が文中にあると、「名詞+過去分詞」の語順に変化します。

過去分詞が単独で用いられる場合

過去分詞のみが名詞を修飾する場合、「過去分詞+名詞」で表記されます。たいてい、「過去分詞+名詞」は日本語で「~された(名詞)」と訳されます。

「The broken clock is trying to move.」は形容詞的用法の分詞を用いた文です。break の過去分詞形 broken が名詞 clock を修飾します。「the broken clock」は直訳で「壊された時計」と表記されます。意訳して「壊れた時計」と言い換えられます。

The broken clock is trying to move.
壊れた時計が動き出そうとしている。 – Weblio Email例文集

A fallen tree blocked up the passage.
倒れた木が通り道をふさいだ。 – Tanaka Corpus

過去分詞を修飾する語がある場合

文中に過去分詞を修飾する語がある場合、「名詞+過去分詞」の語順で表記されます。

「I read the book written by him.」は過去分詞を用いた文です。過去分詞 written が名詞 book を修飾しています。この文では、by him が written を修飾しているので、語順は「名詞+過去分詞」となります。

「the book written by him」は「彼によって書かれた本」と日本語で言い換えられます。

I read the book written by him.
彼によって書かれた本を読んだ。 – Weblio Email例文集

Look at the car made in Japan.
日本製の車を見て下さい。 – Tanaka Corpus

分詞の形容詞的用法では、分詞と名詞の位置関係が重要になります。現在分詞と過去分詞のどちらの場合においても、分詞を形容詞的用法として用いる際は、「分詞+名詞」の形をとります。分詞以外に名詞を説明する語があれば、後置修飾である「名詞+分詞」の形をとる、と覚えておきましょう。

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