英語の同等比較を示す構文「as…as」とは


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英語の「as…as ~」は、「同じ数の…」「同じ量の…」という「同等比較」の意味を表現する構文です。

「as…as ~ 」構文では「…」の位置に形容詞(の原級)が置かれ、「~ と同じくらい … だ」という意味が表現できます。「as…as possible」のような慣用表現もあります。まとめて覚えてしまいましょう。

同等比較を示す「as…as」の用法

英語の「as+形容詞(副詞)の原級+as」は日本語でたいてい、「同じくらい…だ」と訳されます。「as…as」構文の肯定文と否定文は、be動詞や一般動詞のそれらと同じように表します。

「as…as」構文の肯定文の場合

「as…as」構文を be動詞と共に用いる際は、「A is as…as B(is)」の形で表されます。「B」の直後の is は省略できます。「…」には主に形容詞が当てはまります。

She is as young as I am.
彼女は私と同じくらい若い。 – Tanaka Corpus

「as…as」構文を一般動詞と用いる際、「A does as…as B(does)」の形で表されます。「…」には副詞や形容詞が入ります。

「Jim runs as fast as Ron.」は「as…as」構文を用いた文です。形容詞 fast が原級で用いられています。このとき「Jim runs as fast as Ron runs」と、語尾に runs をつけても文法的に誤りではありません。

Jim runs as fast as Ron.
ジムはロンと同じ速さで走る。 – Tanaka Corpus

「as…as」構文の否定文の場合

「as…as」構文を否定文で表す場合、be動詞を用いた文では「A is not as…as B(is)」、一般動詞を用いた文では「A doesn’t do as…as B(does)」と表されます。

また、「as…as」構文の否定文の場合、「as..as」を「so…as」として表せます。

I am not as smart as he is.
彼ほど賢くはない。 – Weblio Email例文集

Tom doesn’t run as fast as Bill.
トムはビルほど速く走らない。 – Tanaka Corpus

「同じ数、同じ量の…」を「as…as」で表す

人やモノの数の比較において、同じくらいの数量だと表現したい場合には「as+many(much)+名詞+as」と表記します。数量の同等比較は、基本的に「同じ数の…」「同じ量の…」と日本語で表されます。

対象となる名詞が可算名詞か不可算名詞かで表し方がやや異なります。可算名詞の場合は「as+many+複数名詞+as」、不可算名詞の場合は「as+much+名詞+as」と表されます。

可算名詞か不可算名詞かを区別するには、一般的に「対象をひとつ取り出せるか」で判断できるといわれています。まとまりの中から対象をひとつ取り出せる場合は可算名詞、取り出せない場合は不可算名詞と判断できます。

可算名詞は「数えられる名詞」、不可算名詞は「数えられない名詞」とも呼ばれています。

可算名詞の場合「as+many+複数名詞+as」で表される

対象となる名詞が数えられる場合「as+many+複数名詞+as」で表されます。

「She has as many books as I.」は数量の同等比較を示した文です。books は可算名詞 book の複数形です。

ここでは、「多数の」「たくさんの」を意味する many が用いられていますが、「たくさんの本を持っている」と訳されないことに注意しましょう。

She has as many books as I.
彼女は私と同じくらい本を持っている。 – Tanaka Corpus

不可算名詞の場合「as+much+名詞+as」で表される

対象となる名詞が数えられる場合「as+much+名詞+as」で表されます。

「I’ve got as much money as he has.」は数量の同等比較を表した文です。money は不可算名詞のため、much が用いられています。文には「多くの」を意味する much が含まれていますが、「私は彼と同じくらい多くのお金を持っている」と訳されません。

I’ve got as much money as he has.
私は彼と同じくらいお金を持っている。 – Tanaka Corpus

「…の2倍」「…3倍」と表したい場合

対象の数量について、「…の2倍」という表現を示したい場合も、「as…as」構文を用いて表すことができます。

「…の2倍」は「twice as many(much)…as」で表せます。「…の3倍」と「…の4倍」はそれぞれ、「three times as many(much)…as」と「four times as many(much)…as」と表記できます。

I have twice as many books as he.
僕の蔵書は彼の二倍だ。 – Tanaka Corpus

I have three times as much money as you.
私はあなたの三倍のお金を持っている。 – Tanaka Corpus

なお、数量だけではなく「2倍の速さ」や「3倍の重さ」といった副詞や形容詞の程度も「as…as」構文で表せます。

He can run twice as fast as me.
彼は私より2倍も速く走れる。 – Weblio Email例文集

Carbon is three times as heavy as helium.
炭素はヘリウムの 3 倍の重さがある. – 研究社 新和英中辞典

「as…as」を用いた慣用表現

「as…as」構文を用いた慣用表現がいくつかあります。「as…as possible」や「as…as ever」がよく用いられる慣用表現として挙げられます。

「できるだけ」を表す as…as possible

「as…as possible」は日本語で「できるだけ…で~する」と訳される表現です。possible は「主語+can」でも表されます。

例えば「as soon as possible」「as hard as possible」といったフレーズはそれぞれ、「できるだけ早く」「できるだけ熱心に」という意味を表します。

「I’ll be home as soon as I can.」は「as…as」構文を用いた文です。「as soon as I can」は日本語で「できるだけ早く」と表されます。「as soon as I can」は「as soon as possible」としても問題ありません。

I’ll be home as soon as I can.
できるだけはやく家に帰ります。 – Weblio Email例文集

「相変わらず」を表す as…as ever

「as…as ever」は日本語で「相変わらず…だ」や「いつものように…だ」を表す慣用表現です。

例えば「as busy as ever」「as cold as ever」というフレーズを日本語で表すと、それぞれ「相変わらず忙しい」「相変わらず寒い」となります。

I’m as busy as ever.
相変わらず忙しい。 – Tanaka Corpus

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