英語の 「there is」構文の基本的な用法


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英語の there is 構文は何かの存在を示す際に用いられます。

there is 構文を使いこなせれば、モノや人の存在を表す文を容易に作れます。there is 構文は、否定文や疑問文で表される他、未来や過去の文脈でも表されます。

there is 構文の概要

there is 構文は、基本的に「there is(are)+名詞+(場所を表す語句)」の形で表されます。日本語訳では「~がある」「~がいる」と訳される場合があります。

is と are は、there is 構文に続く名詞が単数か複数かによって、使い分けられます。

名詞の単数形や単数を表す語句なら、「is」を用います。例えば a dog や something などが is と対応します。

一方で there is 構文の後に続く名詞が、名詞の複数形や複数を表す語句を含んだ名詞句なら、「are」を用います。many books や trees などといった名詞・名詞句が are と対応します。

There is a big dog under that tree.
あの木の下に大きな犬がいます。 – Weblio Email例文集

There are books in my bag.
私は鞄の中に本を持っている。 – Weblio Email例文集

なお、there is と there are はそれぞれ、there’s と there’re と、短縮して表す場合があります。

「不特定」の名詞に対して用いられることが多い

there is 構文は、一般的に、特定されていない名詞と共に用いられます。原則として、the や my、this といった語句を含む名詞句は there is 構文と共に用いられることはほとんどありません。

ただ例外的に、特定できる名詞句を there is 構文と共に用いる場合もあります。特定の語句(固有名詞)を列挙する場合や相手に対して呼びかける場合には、特定された名詞句も用いられます。

“There is your hat, then, and there your bird,”
「帽子はそこに、それから、鳥はあそこにあります」 – Arthur Conan Doyle『ブルー・カーバンクル』

形式主語としての there

there is 構文において、there は主語であるとされています。

しかし there は意味上では主語の役割を果たさないため、there は形式主語と呼ばれる場合があります。there の代わりに、there is に続く名詞が意味上の主語であるとみなします。

例えば There is an apple on the table. といった文では、there を文法上の主語と呼びます。しかし意味上では、there is に続く名詞句である an apple が意味上の主語となります。

これは元々、there is 構文が there を強調するための倒置文であるため、とされています。つまり、There is an apple on the table. を An apple is there(on the table). と直すことができ、an apple が意味上の主語とわかります。

実際に、There is an apple on the table. を日本語で表すと「机の上にリンゴがあります」と、日本語においても「リンゴ」が意味上で主語となります。

There is an apple on the table.
テーブルの上にリンゴがあります。 – Tanaka Corpus

there is 構文の基本的な用法

there is 構文には、他の be動詞や一般動詞を用いた文のように、否定文や疑問文の用法があります。there is 構文は「未来」や「過去」の文脈で用いられる場合もあります。

there is 構文の肯定文としての用法

there is 構文の肯定文は「there is(are)~」で表されます。たいていは日本語で「~がある」「~がいる」と訳されます。there 自体が日本語訳に現れることはほとんどありません。

There are many different crimes in the world today.
今日の世界では多様な犯罪がある。 – Weblio Email例文集

there is 構文の否定文としての用法

there is 構文の否定文は「there is(are)+not ~」で表されます。日本語では基本的に「~がない」「~がいない」などと訳されます。

なお、往々にして、is not は「isn’t」、are not は「aren’t」と短縮して表されます。

There isn’t anybody else.
部屋には誰もいない。 – Tanaka Corpus

there is 構文の疑問文としての用法

there is 構文の疑問文は「Is(Are)there~?」で表されます。日本語では「~がありますか」「~がいますか」などといった訳が対応します。

疑問文に対する答え方は「Yes, there is(are).」もしくは「No, there is(are)not.」です。be動詞を用いた疑問文の返答とほとんど同じといえます。

there is 構文を、過去や未来の表現と共に用いる

there is 構文は、過去を表す表現と共に用いられる場合があります。その場合 is が was、are が were へと変化して用いられます。

There was a chance.
チャンスはあった。 – Weblio Email例文集

Were there any other nice Thai people?
他にも優しいタイ人はいましたか? – Weblio Email例文集

there is 構文は、未来を表す表現と共に用いられる場合があります。

例えば There will be a park here. といった文は、there is 構文と未来を表す助動詞「will」が合わせて用いられています。なお、助動詞の直後の動詞は原形でなければならないので、is ではなく be が使われます。

There will be a park here.
ここに公園ができます – 斎藤和英大辞典

there is 構文の用法の例外

本来、「there is」は名詞の単数形とセットで用いられ、名詞の複数形とは合わせて用いられません。

しかし日常会話において、ときおり、「a lot of +名詞の複数形」が「there is」と共に用いられます。a lot of の a に影響されてしまうために、「there is a lot of +名詞の複数形」といった形で表現されてしまいます。

There is always a lot of people there.
そこには、いつも人がたくさんいます。 – Weblio Email例文集

ただ、「there are a lot of +名詞の複数形」の方が文法的に正しいので、「there is a lot of +名詞の複数形」の多用は避けましょう。

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