英語の再帰代名詞の用法とは


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英語の再帰代名詞は代名詞のひとつです。

代表的な再帰代名詞は myself や yourself などが挙げられます。たいてい、再帰代名詞は「~自身」や「~自体」と訳されます。再帰代名詞は、目的語として用いられるだけでなく、対応する名詞を強調するためにも用いられます。再帰代名詞を伴った慣用表現もしばしば英文や会話の中で用いられます。

再帰代名詞の特徴

再帰代名詞は、その他の代名詞のように、特定の名詞の代わりになります。前に対応する名詞がないと、再帰代名詞は用いられないといった特徴があります。

再帰代名詞は人称代名詞の目的格としばしば混同されます。しかし、前に対応する名詞を必要とする再帰代名詞に対し、対応する名詞を必要としない人称代名詞の目的格とは、この点で区別されます。

英語の綴りでは、単数の再帰代名詞は「~self」と表され、複数の再帰代名詞は「~selves」という形で表されます。

再帰代名詞一覧

再帰代名詞の数は多くはありません。一気に覚えてしまいましょう。

なお、myself や yourself、ourselves、yourselves といった再帰代名詞の綴りは「人称代名詞の所有格+self/selves」と表記されます。しかし、himself や itself、themselves といった再帰代名詞の綴りは「人称代名詞の目的格+self/selves」と表記されます。meself や hisself といった英単語はないので留意しましょう。

  • myself(私自身)
  • yourself(あなた自身)
  • himself(彼自身)
  • herself(彼女自身)
  • itself(それ自体)
  • ourselves(私たち自身)
  • yourselves(あなたたち自身)
  • themselves(彼ら自身、彼女ら自身、それら自体)

再帰代名詞の用法

再帰代名詞には主に3つの用法があります。再帰代名詞を目的語として用いたり、対応する名詞を強調するために用います。再帰代名詞を伴った慣用表現もあります。

目的語として用いられる再帰代名詞

再帰代名詞は目的語として用いられることがあります。このとき、再帰代名詞に対応する名詞は主語です。

例えば I will introduce myself といった文では、再帰代名詞 myself が文中で目的語として用いられています。目的語として用いられている myself は主語の「I」を受けています。そのまま訳すと「私は私自身を紹介します」といった表され方をします。

関連して、「私は彼女を紹介します」を英語で表したい場合は I will introduce her と表記されるでしょう。再帰代名詞 herself を用いた I will introduce herself といった表記は不適切といえます。

再帰代名詞は前に対応する名詞がないと用いることができないためです。確かに、I will introduce herself の文では再帰代名詞 herself に対応する名詞がないことがわかります。

I will introduce myself.
自己紹介をします – Weblio Email例文集

She considers herself a member of the elite.
彼女は自分をエリートだと思っている. – 研究社 新和英中辞典

The United States allied itself with Japan.
米国は日本と同盟を結んだ. – 研究社 新英和中辞典

対応する名詞を強調する際に用いられる再帰代名詞

再帰代名詞は対応する名詞を強調するために用いられることがあります。強調のための再帰代名詞は対応する名詞の直後に置かれることが多々あります。

なお、強調の再帰代名詞はなくても文の意味が通ります。ここでの再帰代名詞は選択的な表現といえるでしょう。

例えば We ourselves have to be responsible for the earth といった文では、再帰代名詞 ourselves が we を強調するために用いられています。ourselves を文から抜いても、文意は通ります。

We ourselves have to be responsible for the earth.
私たち自身が地球に対し責任を持たねばならない。 – Tanaka Corpus

He himself said so.
彼自身がそういったのだ。 – Tanaka Corpus

she herself や we ourselves などの「対応する名詞+再帰代名詞」はややくどい印象を与える場合があります。したがって、強調の再帰代名詞に対応する名詞が省略される場合があります。

例えば Believe in yourself といった文では、再帰代名詞 yourself に対応する you が省略されています。

Believe in yourself
自分を信じろ – Weblio Email例文集

再帰代名詞を用いた慣用表現

再帰代名詞は、「前置詞+再帰代名詞」という形で、慣用表現としても用いられます。

「独力で」「単独で」を意味する by oneself
by oneself は「独力で」「単独で」を意味する慣用表現です。by は「手段」の意味をもつ前置詞で「~によって」と訳されることが多いです。

by oneself は客観的に「ひとり」である意味合いを含みます。by yourself は「あなた一人で」、直訳だと「あなた自身によって」と日本語で訳されます。

Can you solve the problem by yourself?
独力でこの問題が解けますか。 – Tanaka Corpus

「自分で」「自分のために」を意味する for oneself
for oneself は「自分で」「自分のために」を意味する慣用表現です。by oneself は、周りに他の人がそばにいないような「単独で」の意味を示すのに対して、for oneself は意識・意志を自分のみに向けるような「自分で」の意味を示します。

He does everything for himself.
彼は何事も自身でする – 斎藤和英大辞典

「~自身では」「~自体では」を意味する in oneself
in oneself は「~自身では」「~自体では」を意味する慣用表現です。前置詞 in は「範囲」の意味をもちます。

したがって、in myself は「私自身の範囲(観点)では~」「私自身としては~」のような意味合いである、とみなすことができます。

Thanks to that I was able to have confidence in myself.
そのおかげで自分に自信を持てる。 – Weblio Email例文集

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