英語の「be動詞+ to不定詞」の5つの意味


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英語の不定詞の応用的範囲に、「be動詞+ to不定詞」といった用法があります。

be動詞+ to不定詞は助動詞のように「予定」や「義務」の意味を文に付け足します。

be動詞+ to不定詞は、口語であまり用いられませんが、文語ではしばしば用いられます。

見落としがちな「be動詞+ to不定詞」の意味・用法を復習しましょう。

不定詞の概要

不定詞は準動詞のひとつです。文で述語を担う動詞(定動詞)と異なり、不定詞の活用は主語の人称や単複数に関わらず変化しません。

不定詞は定動詞とは異なり、動詞でありながら名詞や形容詞、副詞のように用いられます。さらに不定詞は、目的語を説明する目的格補語の役割を果たします。

不定詞の表し方には、動詞の原形のみの「原形不定詞」と、前置詞 to +動詞の原形からなる「to不定詞」があります。

原形不定詞の用法

原形不定詞は文字通り、動詞の原形のみで表されます。原形不定詞は助動詞や知覚動詞、使役動詞と共に用いられます。

英語の文法上、助動詞の直後に置かれる動詞は原形不定詞と呼ばれます。このとき、原形不定詞は文で述語を担う定動詞のように用いられます。

I can play the guitar.
私はギターを弾くことができます。 – Weblio Email例文集

知覚動詞は五感に関する動詞で、see や hear が知覚動詞の代表例として挙げられます。使役動詞は「~させる」といった意味を持つ動詞を指し、have や make などが代表的な使役動詞として挙げられます。

知覚動詞と使役動詞と共に用いられる場合は、原形不定詞は目的語補語として表されます。目的語補語とは、文中の目的語と合わせて、主語・述語の関係が成立する語です。

I will make him drink water.
彼に水を飲ませる。 – Weblio Email例文集

to不定詞の用法

to不定詞は、「前置詞 to +動詞の原形」の形で表されます。to不定詞には、名詞的用法と形容詞的用法、副詞的用法の3つがあります。

名詞的用法は to不定詞が名詞句として表される用法で、基本的に「~すること」と訳されます。

形容詞的用法は to不定詞が形容詞句として表される用法で、「~するための」「~すべき」といった訳され方をします。

副詞的用法は to不定詞が副詞句として表される用法で、たいてい「~するための」と訳されます。

I like to eat apples.
私はリンゴを食べるのが好きです。 – Tanaka Corpus

be動詞+ to不定詞の5つの意味

be動詞+ to不定詞は、to不定詞の3用法(名詞的・形容詞的・副詞的)のいずれにも当てはまらない特殊な用法です。be動詞+ to不定詞は、助動詞のように文に意味を足す役割を果たします。

be動詞+ to不定詞には、「予定」や「可能」などといった5つの意味があります。5つの意味は文脈のみで区別しなければならないことがあります。

さらにbe動詞+ to不定詞の一部の意味は、助動詞との書き換えができます。

「予定」を表す be動詞+ to不定詞

be動詞+ to不定詞は予定の意味で用いられます。日本語訳では「~することになっている」「~する予定だ」と表されます。予定の意味で用いられている場合、be動詞+ to不定詞は近い予定を表す「be going to」に書き換えることができます。

He is to go to Tokyo on business.
彼は仕事で東京に行くことになっています。 – Tanaka Corpus

予定の意味での be動詞+to不定詞は「be going to」に書き換えられます。He is to go to Tokyo on business の「is to go」が「is going to go to」に置き換えられています。

  • He is going to go to Tokyo on business.

「義務」を表す be動詞+ to不定詞

be動詞+ to不定詞は義務の意味を示すことがあります。このとき、「~しなければならない」といった訳され方をします。
義務の意味の be動詞+ to不定詞は、助動詞 must に書き換えることができます。

You are to stay here.
君はここにいなさい。 – Tanaka Corpus

義務を示す助動詞 must を You are to stay here の「are to」に代わって置くことができます。

  • You must stay here.

「可能」を表す be動詞+ to不定詞

be動詞+ to不定詞は可能の意味を表します。日本語では「~できる」と訳されます。to不定詞が受動態である場合には、be動詞+ to不定詞は可能の意味を表す傾向があります。

なお、be動詞+ to不定詞は助動詞 can に書き換えることができます。

Much wisdom is to be found in the Bible.
聖書には、賢い教えがたくさん見付かります。 – Tanaka Corpus

可能の意味を表す助動詞 can は、可能の意味の be動詞+ to不定詞が用いられている文 Much wisdom is to be found in the Bible の「is to」と置き換わることができます。

  • Much wisdom can be found in the Bible.

「意図」を表す be動詞+ to不定詞

be動詞+ to不定詞は意図を表すことがあります。「~するつもりだ」という日本語訳で表されます。

意図の意味で用いられることは少ないといわれています。if 節で用いられることが、他の意味と区別するための特徴です。

If you are to succeed, you must make a good start.
成功しようと思うなら、いいスタートを切らねばならない。 – Tanaka Corpus

「運命」を表す be動詞+ to不定詞

be動詞+ to不定詞は運命といった意味を表すことがあります。「~する運命にある」といった訳され方をします。

運命の意味として用いられる頻度は少ないといわれています。基本的に、「決してない」といった意味の never を伴うと、be動詞+ to不定詞は「運命」の意味として用いられます。

He was never to see his homeland again.
彼は再び国に帰らぬ運命だった. – 研究社 新英和中辞典

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