英語の動名詞の基本的な用法


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英語の動名詞は「動詞の原形+ing」の形で表される、基本的な英語の表現のひとつです。

動名詞は、通常の名詞と同じように、主語・補語・目的語の3つの用法があります。同じ「動詞の原形+ing」を用いる現在分詞と混同しないように、動名詞の文中での働きや作り方を理解する必要があります。

動名詞の概要

動名詞は、不定詞や分詞と同じ準動詞のひとつです。準動詞は動詞でありながらも、名詞や形容詞の働きをする特殊な動詞です。動名詞は名詞の性質を帯びた準動詞であるといえます。

多くの場合、動名詞は「動詞の原形+ing」で表されます。動名詞には「~すること」といった日本語訳が対応します。

例えば一般動詞「help」を動名詞として用いたい場合は、「helping」と直して用います。このとき、「helping」は「助けること」「手伝うこと」といった意味の「名詞」として扱われます。

動名詞の用法

動名詞には、通常の名詞と同じように、主語・補語・目的語の3つの用法があります。どの用法においても、動名詞は「動詞の原形+ing」の形で表されます。

主語としての用法

動名詞は主語として用いることができます。日本語に訳す場合、「~することは」「~することが」といった風に表されます。

なお、動名詞を主語として用いる場合は、動名詞の名詞節は単数として扱いましょう。したがって現在形であれば「is」が用いられます。

例えば「Playing tennis is fun.」という英文では「playing tennis」は「テニスをすること」といった意味の名詞句として扱われます。

このとき、「Play tennis is fun.」としてしまうと文法的に誤りです。動詞を動名詞として用いる場合は、「動詞の原形+ing」にしなければなりません。したがって「Playing tennis is fun.」と表すのが正しいです。

Playing tennis is fun.
テニスをするのは楽しい – Eゲイト英和辞典

Doing that was everyone’s dream.
それをすることは、みんなの夢だった。 – Weblio Email例文集

補語としての用法

動名詞は文中で補語として用いることができます。補語を用いた文では、「主語=補語」の関係が成り立つことが特徴です。動名詞を用いた場合でも成り立ちます。

さらに、主語と補語を入れ替えても自然な英文になることも、補語を用いた文の特徴です。

例えば、「My hobby is walking my dog.」という動名詞を用いた英文では、「my hobby is」の後ろに「walking my dog」と続いています。したがって、「walking my dog」が文中で補語の役割を果たしているのがわかります。

このとき、「is」が主語と補語をつなぐ役割を果たし「my hobby = walking my dog」の関係が成り立ちます。

なお「Walking my dog is my hobby.」と、主語と補語を入れ替えた英文でも意味が通ることがわかります。

My hobby is walking my dog.
趣味は犬の散歩です。 – Weblio Email例文集

His dream is going to Switzerland.
彼の夢はスイスに行くことです。 – Tanaka Corpus

目的語としての用法

動名詞は目的語としても用いることができます。目的語として用いられた動名詞は「~することが」「~することを」といった日本語訳に対応します。

例えば、「It started raining.」といった動名詞を用いた英文において、「raining」を「雨が降ることが」と訳すことができます。したがって、「It started raining.」は「雨が降ることが始まった」つまり「雨が降り始めた」と訳されます。

I like studying English very much.
私は英語を勉強するのがとても好きです。 – Weblio Email例文集

It started raining.
雨が降り始めた。 – Weblio Email例文集

現在分詞との違い

動名詞は現在分詞と混同して用いられてしまうことがあります。どちらも「動詞の原形+ing」と表すためであるとされています。しかし動名詞と現在分詞は、それぞれが果たす役割が全く異なります。

現在分詞形は主に、進行形として、もしくは形容詞句として用いられます。どちらの用法においても動名詞と異なり、基本的に日本語訳で「~している」と表されます。

「I am watching a video now.」といった現在進行形の文の場合、「watching」が現在分詞にあたります。進行形は「be動詞+動詞の原形+ing」の形で表されるので、動名詞とは区別ができるでしょう。

さらに、文中の「継続」を表す表現の有無も違いを見破るヒントになります。進行形では「継続」「進行」を表す表現が用いられることが多々あります。文中に「now」や「for hours」などの表現があれば、「動詞の原形+ing」は動名詞ではなく進行形の用法だとわかります。

I am watching a video now.
今ビデオを観ています。 – Weblio Email例文集

形容詞句として用いられる現在分詞も、動名詞とはっきりと異なります。形容詞句としての現在分詞形は、通常の形容詞と同じように、現在分詞の直前や直後の名詞を修飾する働きをもちます。

動名詞と異なり、現在分詞自体は名詞句にならないことが見分けるコツです。さらに、現在分詞は基本的に「~すること」と訳されず、「~している」と訳されることが多いです。

例えば「The girl running over there is my sister.」は、現在分詞「running」を用いた英文です。「running over there」が「向こうで走っている」という風に訳され、直前の「girl」がどんな人かを説明する役割を果たしています。

The girl running over there is my sister.
向こうで走っている少女は私の妹です。 – Tanaka Corpus

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