英語の「感嘆文」の基本的なルールと作り方


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英語には「感嘆文」と呼ばれる種類の文の形があります。使いどころも表現形式も独特です。

感嘆文は「感嘆」を表現する場面で用いられる表現です。強い感情表現、つまり、普通の文章では表現しきれないほど心が動かされたさまを表現する言い方です。感嘆文は、平叙文や疑問文といった通常の英文とは構成が違います。

英語の感嘆文の主な特徴

「感動」「喜び」「驚嘆」「悲哀」などを表現する

「感嘆」とは何か、あらためて問われると今一コレといった回答が出てこないところですが、要は「強く心が動かされたさま(の表現)」と言ってしまってよいでしょう。

感嘆文は主に「感動」「歓喜」「驚嘆」「「悲哀」といった感情を表現できます。ただし、いずれも強く心が揺さぶられたような場面に限ります。ちょっと思い浮かんだ程度の感想は感嘆文には適しません。

日本語の訳は、たいていの場合、「なんて~なのだろう」という叙述で表現されます。

感嘆表現は疑問詞と疑問符を使って表現できる

英語の感嘆文は(日本語の「なんて~だろう」という表現も同様ですが)、疑問表現を用いて「どれほど~なのだろうか(いや計り知れない)」という風に反語的に表現されます。この趣旨を示すために、疑問詞 how もしくは what のどちらかを用います。

そして、末尾はピリオドでもクエスチョンマークでもなくエクスクラメーションマーク(!)を用います。

how を用いた感嘆文の作り方

how を用いた感嘆文は「how+形容詞/副詞+主語+動詞+!」で表されます。what を用いた感嘆文と異なり、how を用いた感嘆文では副詞が用いられることがあります。

例えば、「How cold it is!」は「なんて寒いことでしょう」という意味の感嘆文です。「cold」は「寒い」を意味する形容詞であるので、how の直後に置かれます。さらに天候や季節を表す場合の主語は「it」が用いられます。したがって、形容詞に続き、主語「it」、it に対応する動詞「is」を続けて置きます。

How cold it is!
なんて寒いことでしょう。 – Tanaka Corpus

How fast he runs!
彼はなんて早く走るんでしょう。 – Tanaka Corpus

平叙文から感嘆文へ直す場合

学校の試験問題や入試試験では、平叙文を感嘆文に直す問題が出題されることがあります。平叙文から感嘆文に直す際には、提示された平叙文から、形容詞/副詞や主語、動詞にあたる語句を抜きだして感嘆文を作ります。

例えば、「That store is expensive.」という平叙文を感嘆文に直す場合、まずは平叙文の中から形容詞と主語、動詞にあたる箇所を見つけます。ここでは「expensive」が形容詞、「That store」が主語で、「is」が動詞だとわかります。

あとは how を用いた感嘆文の語順のルールに従って単語を入れ替えれば大丈夫です。how を用いた感嘆文の語順に従って感嘆文を作ると「How expensive that store is!」と表されます。平叙文から直す場合は特に、文末に感嘆符「!」をつけることを忘れないようにしましょう。

That store is expensive.
あの店は高い. – 研究社 新和英中辞典

How expensive that store is!
なんてあの店は高いんだ。

What を用いた感嘆文の作り方

what を用いた感嘆文は「what+a/an+形容詞+名詞+主語+動詞+!」で表されます。how を用いた感嘆文と異なり、名詞が必ず置かれます。副詞は用いられず、形容詞のみが用いられることも what 感嘆文の特徴のひとつです。

What an interesting book this is.
これは何て面白い本なのでしょう。 – Weblio Email例文集

What a great man you are!
君は偉いよ – 斎藤和英大辞典

平叙文から感嘆文へ直す場合

平叙文から what を用いた感嘆文に直すことがあります。平叙文から、形容詞や名詞、主語、動詞にあたる語句を抜きだして感嘆文を作ります。

She was a charming woman.
彼女は魅力的な女性だった。 – Tanaka Corpus

What a charming woman she was!
なんて彼女は魅力的な女性だったんだ。

主語と動詞は省略されることがある

日常会話などの場面で、「主語と動詞」が省略された感嘆文を用いることがあります。感じた気持ちをすぐに表現する場合、歯切れのいい省略形が良いとされているためです。

例えば、「How beautiful!」という感嘆文では「it is」という主語と動詞の組み合わせが省略されていると考えることができます。もしくはこの感嘆文が話されている文脈において、「美しい花」が話題なのであれば、省略されている主語と動詞の組み合わせが「these flowers are」であると考えることも可能です。

How beautiful!
きれいだなあ! – 研究社 新和英中辞典

How exciting!
わあーすごい. – 研究社 新英和中辞典

What an exciting game!
なんてすばらしい試合だ。 – Tanaka Corpus

What a wonderful idea!
実にすばらしい考えだ。 – Tanaka Corpus

how 感嘆文と what 感嘆文の書き換え

how を用いた感嘆文と what を用いた感嘆文は相互に書き換えることができます。感嘆文の書き換えも学校の試験問題などでよく問われます。

特に注意すべきは一般動詞を用いた how の感嘆文の what 感嘆文への書き換えです。how の感嘆文で用いられた一般動詞を名詞に変換しなければなりません。what を用いた感嘆文では名詞を置かなければならないからです。

例えば、「How slow she drives!」という一般動詞 drive を用いた感嘆文を書き換える場合、drive を名詞に変換しなければなりません。drive を名詞に直すと「driver」となるので、「What a slow driver she is!」といった感嘆文に直せます。

How slow she drives!
なんと彼女の運転はのんびりしていることだろう。

What a slow driver she is!
なんと彼女の運転はのんびりしていることだろう。

What a nice weather today is!
なんて今日はいい天気なのでしょう。

How nice the weather is today.
なんて今日はいい天気なのでしょう。

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