英語の「付加疑問文」の意味・用法・作り方


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付加疑問文は相手に同意を求める場合などに用いられる表現です。試験問題で、というより英会話や物語の文章などでよく用いられる表現です。

そもそも付加疑問文とは

付加疑問文とは、主に、ある事柄が正しいか正しくないか、確かめる際に用いられる表現です。また、相手に何かを促す際に使われる表現でもあります。日常会話で用いられることが多いといわれています。

付加疑問文を日本語に訳すならば、「~だよね」や「~でしょ」といった具合でしょう。

付加「疑問文」と呼ばれていますが、基本的に元の文は肯定・否定文のままです。文末に疑問文を付け足すことで付加疑問文が完成します。

be動詞の付加疑問文の作り方

be動詞を用いた付加疑問文を作る場合、文末に「be動詞+( not )+主語」をつけます。

be動詞には「am」「are」「is」があります。過去形のbe動詞には「was」「were」があります。現在・過去に関わらず、付加疑問文の作り方は同じです。

なお、一般動詞の現在・過去進行形を用いた付加疑問文もbe動詞のそれとして扱います。「be動詞+一般動詞の現在分詞形」の形で表される一般動詞の現在・過去進行形には「be動詞」が含まれているためです。

肯定文の場合

be動詞の付加疑問文は肯定文の場合、「肯定文+ ,(カンマ)+be動詞+ not +主語(の代名詞)+?」と表されます。原則として「be動詞+ not」は短縮形で表されます。

時制が過去の場合もbe動詞「was」や「were」を用いて、現在形と同じように、付加疑問文を作ります。

さらに元の文の主語が人名や固有名詞の場合、文末では主語の代名詞を用います。例えば、「Keiko」という人名が元の文の主語なのであれば、文末では「Keiko」「she」と置き換えられます。

一般動詞の現在進行形の文においても、be動詞を用いた文として付加疑問文を作ります。例文でいうと、文中の「leaving」に惑わされずに「is」に注目して、付加疑問文を組み立てます。

You’re young, aren’t you?
若いですね – Weblio Email例文集

That was simple, wasn’t it?
簡単でしょう? – Gentoo Linux

Keiko is kind, isn’t she?
ケイコは親切ですね。 – Tanaka Corpus

He is leaving for Peru tomorrow, isn’t he?
彼は明日ペルーへ立つのでしょ。 – Tanaka Corpus

否定文の場合

be動詞・否定文の付加疑問文を作る場合、付加疑問文は「否定文+ ,(カンマ)+be動詞+主語(の代名詞)+?」と表されます。

日本語いうならば、「~ではないよね」「~じゃないでしょう」といった訳になります。

be動詞の肯定文の場合と同じように、元の文の主語や時制に合わせて付加疑問文を作ります。

It’s not very good, is it?
これではあまり良くない、よね? – Weblio Email例文集

You weren’t listening, were you?
(僕の言うことを)君は聞いていなかったね. – 研究社 新和英中辞典

be動詞の付加疑問文の答え方

be動詞の付加疑問文に対して答える場合、基本的には「Yes/No, 主語+be動詞(+ not )」といった形で表します。

元の文が肯定・否定であるかによらず、付加疑問文で言及されている内容に対して肯定ならば「Yes」、否定ならば「No」と答えましょう

例えば、He isn’t kind, is he? という付加疑問文では「彼が優しいか、優しくないか」が文のテーマです。その内容に対して「優しい」と肯定する場合、「Yes, he is.」と答えます。それに対して、「優しくない」と内容を否定する場合。つまり、付加疑問文には肯定する場合、「No, he isn’t」と答えます。

 

  • He isn’t kind, is he?

 

 

 

      彼は優しくないのですよね?

 

  • Yes, he is.

 

 

 

      いいえ、彼は優しいんですよ。

 

  • No, he isn’t.

 

 

 

    はい、彼は優しくないです。

一般動詞の付加疑問文の作り方

一般動詞の付加疑問文を作る際には文末に「do/does/did+( not )+主語(の代名詞)」を置きます。

主語が一人称現在形の場合は「do」、三人称現在形の場合は「does」、過去形の場合は「did」がそれぞれ用いられます。

肯定文の場合

一般動詞の肯定文の付加疑問文は「肯定文+ ,(カンマ)+ don’t/doesn’t/didn’t +主語(の代名詞)+?」と表されます。

be動詞の付加疑問文と同様、元の文の主語が特定の人や固有名詞の場合、文末では代名詞に変わります。例えば、主語が「My mother」の場合、文末では代名詞「she」に置き換わられます。

You look cold, don’t you?
寒そうだね – Eゲイト英和辞典

He has a nice smile, doesn’t he?
彼はいい笑顔をしていますよね。 – Weblio Email例文集

My mother went shopping, didn’t she?
母は買い物に行きましたね。 – Tanaka Corpus

否定文の場合

一般動詞の否定文の付加疑問文は「否定文+ ,(カンマ)+ do/does/did +主語(の代名詞)+?」と表されます。

日本語でいうならば、「~しないんですね」や「~しなかったんでしょ」といった具合に訳されます。

一般動詞の肯定文の付加疑問文を作る際と同様に、元の文の主語と時制に注意しましょう。

You don’t know German, do you?
君はドイツ語を知らないんですね。 – Tanaka Corpus

Mary scarcely seems to care for me, does she?
メアリーは私が好きではないみたいですね。 – Tanaka Corpus

Nick didn’t pass the exam, did he?
ニックは試験に合格しなかったのですね。 – Tanaka Corpus

一般動詞の付加疑問文の答え方

一般動詞の付加疑問文の答え方は、通常の一般動詞の疑問文の答え方と同様、「Yes/No, 主語+do/does/did(+ not)」といった形で表されます。

特に注意すべきポイントは、肯定・否定付加疑問文のいずれかに関わらず、その付加疑問文で言及されている内容に対して肯定ならば「Yes」、内容に対して否定ならば「No」と答えることです。

例えば、「She doesn’t have any friends, does she?」という否定の付加疑問文は「彼女に友達がいるかどうか」が文の中心になっています。「彼女には友達がいる」と内容に対して肯定するならば、「Yes」と述べます。しかし、「彼女には友達はいない」と否定するならば、「No」と述べます。

 

  • She doesn’t have any friends, does she?

 

 

 

      彼女には一人も友達はいませんよね?

 

  • Yes, she does.

 

 

 

      いいえ、彼女には友達がいますよ。

 

  • No, she doesn’t.

 

 

 

    はい、彼女には友達がいません。

助動詞や準否定語の付加疑問文の作り方

助動詞や準否定語を伴った文も付加疑問文の形で表されることがあります。

助動詞の場合

英語の助動詞は、意味上で動詞を補助する役割があります。助動詞を用いれば、「意志」や「可能」、「完了」といった意味を付け加えることができます。

代表的な助動詞の例は「can」「could」「will」「would」「must」「should」「have」「had」などが挙げられます。なお、「have」「had」は一般動詞の完了形で用いられる助動詞です。

助動詞を用いた肯定の付加疑問文の場合は「肯定文+ ,(カンマ)+助動詞+ not +主語(の代名詞)+?」で表されます。一般動詞が含まれますが、文末では助動詞を用いて付加疑問を表します。

You can handle that, can’t you?
それくらい出来るでしょ? – Weblio Email例文集

You should make a little downshift in your work, shouldn’t you?
君は仕事を少しシフトダウンしたほうがいいんじゃない? – Weblio英語基本例文集

それに対して、助動詞を用いた否定の付加疑問文の場合は「否定文+ ,(カンマ)+助動詞+主語(の代名詞)」で表されます。一般動詞が含まれているからといって、うっかり文末で「do」や「does」などを用いないように気を付けましょう。

You have not washed your hands yet, have you?
君はまだ手を洗っていませんね。 – Tanaka Corpus

He can’t speak English, can he?
彼は英語が話せないんですね。 – Tanaka Corpus

助動詞を伴った付加疑問文の答え方は、「Yes/No, 主語+助動詞(+ not)」で表されます。他の付加疑問文と同様、言及されている内容に対して肯定するならば「Yes」と述べて、否定するならば「No」と答えましょう。

 

  • You will pass the exam, won’t you?

 

 

 

      あなたは試験に合格しますよね?

 

  • Yes, I will.

 

 

 

      はい、合格しますよ。

 

  • No, I won’t.

 

 

 

    いいえ、合格しないですよ。

否定を表す語の場合

英語の中で、直接的に否定を表す「not」などを除いて、否定の意味を表す語を「準否定語」と呼ぶことがあります。準否定語は「no」「nobody」「none」「nothing」「seldom」「hardly」「rarely」「barely」「neither」が代表的な例として挙げられます。

準否定語を含む付加疑問文は「準否定語を含む文+ ,(カンマ)+be動詞/do/does/did+主語(の代名詞)+?」で表されます。準否定語を含む文を「否定文」とみなして、付加疑問文を作成します。

例えば「Nobody went to the meeting.」という文を付加疑問文に直す場合、文は準否定語「Nobody」を含むため、否定文とみなされます。

さらに、「Nobody」は代名詞「they」に置き換えることができます。通常「nobody」「no one」は単数として扱いますが、付加疑問文では he や she ではなく「they」 を文末の代名詞として用いることが多いです。

その結果、付加疑問文は「Nobody went the meeting, did they?」と表されます。

You hardly do ever work, do you?
ほとんど仕事しないんだろう。 – Tanaka Corpus

Nobody went to the meeting, did they?
誰も会議には行ってないんだよね?

Nothing is ready, is it?
何も準備はできていないんでしょ?

準否定語を含む付加疑問文の答え方は、be動詞の場合は「Yes/No, 主語(+の代名詞)+be動詞(+ not )」で表されます。一般動詞の場合は、「Yes/No, 主語(+の代名詞)+do/does/did(+ not )」の形で表されます。

 

  • No one is there, is it?

 

 

 

      そこには誰もいないよね?

 

  • Yes, it is.

 

 

 

      いいえ、誰かいますよ。

 

  • No, it isn’t.

 

 

 

    はい、誰もいませんよ。
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