英語の「複合関係代名詞」の基礎知識


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英語には「複合関係代名詞」と呼ばれる品詞の区分があります。その特徴と用法を正しく理解しましょう。

複合関係代名詞とは

複合関係代名詞は、「複合関係詞」の一種であり、また、関係代名詞が複合関係詞化した語です。

複合関係詞は「関係詞+ever」という構成の語を指す品詞区分です。関係詞は主に先行詞を修飾する役割を担いますが、複合関係詞は関係詞とは異なり、「先行詞を修飾せずそれぞれが名詞節や副詞節などを作る」という特徴があります。

複合関係詞は3種類あり、ひとつは複合関係代名詞、その他に複合関係福詞複合関係形容詞があります。

関係代名詞の語尾に「-ever」をつけたのが複合関係代名詞です。関係代名詞との違いは、複合関係代名詞には先行詞が含まれているので、文のどの語句を修飾するのかを考える必要がない点です。

複合関係代名詞はwhoeverwhatever、およびwhicheverの3種類あり、それぞれ活用形が名詞節を導く用法副詞節を導く用法の2種類あります。

複合関係代名詞の用例

関係代名詞:whoever

whoeverは「人は誰でも」といった先行詞を含んだ代名詞です。

名詞節を導く用法では、whoeverの対象を特定せず、「誰でも」という意味を持ちます。

Whoever comes is welcome
誰でも来る人は歓迎する- 研究社新英和中辞典

whoeverがcomesの前に来ることで「whoever comes(誰でも来る人は)」と名詞節を導きます。

一方副詞節を導く用法ではno matter who(誰であっても)という主文に対して譲歩的な意味を持ちます。

Whoever comes, tell him I’m out
誰が来ても、留守だといってくれ- Tanaka Corpus

「him」が名詞で、「whoever comes(誰が来ても)」は副詞を表すため、この場合の「whoever」は副詞節を導きます。

関係代名詞:whatever

whateverは「もの(事)は何でも」といった先行詞を含んだ代名詞です。

名詞節を導く用法では、「~なものは何でも」という意味を持ち、代名詞の対象を特定しません。

I’ll get you whatever you want
なんでも君の欲しいものをあげるよ- Weblio Email例文集

「欲しいもの」という名詞節を導く用法で活用できていいます。
一方副詞節を導く用法では「何を(が)~しても」といった主文に対して譲歩的な意味を持ちます。

He looks good whatever he does
彼は何をしていても様になる- Weblio Email例文集

関係代名詞:whichever

whicheverはwhateverと同様に「もの(事)な何でも」といった先行詞を含んだ代名詞です。ただし、whateverは「無数に存在ある中のどれでも」を意味していたのに対し、whicheverは「限られた数の中のどれでも」を意味します。

名詞節を導く用法では代名詞の対象を特定せず、「~のものはどちらでも」という意味を持ちます。

Take whichever one you like
どちらでもどうぞ- Tanaka Corpus

一方副詞節を導く用法では「どちらが(を)~しても」といった主文に対して譲歩的な意味を持ちます。

Which ever you read, you will find it interesting
どちらを読んでも面白いだろう-Tanaka Corpus

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