英語の「命令法」の基本的な形と使い方


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英語の文章形式には「命令法」と呼ばれる形があります。形式上の特徴をしっかり把握しましょう。

英語における命令法とは

英語の命令法は、命令文に用いられる特殊な形式の文章表現です。

命令の他に、禁止勧誘依頼の趣旨を表現する際にも多く用いられます。日本語における命令表現とは明確に区別しないと、この部分で戸惑いがちです。

英語の命令法の特徴

英語の命令法の大きな特徴は2点挙げられます。

1点目は、主語を基本的に明示せず省略して表現するという点です。もっとも、主語を強調する意味で敢えて主語を明示する場合はあります。

2点目は、動詞は人称や時制にかかわらず必ず原形が用いられるという点です。主語に当たる語が you でも he でも they でも動詞の形は変化しません。

命令法の具体的な用法・用例

命令(~しなさい)

相手に命令する・指示を下す・行動を促すような意味合いを表現する文では命令法を用います。最も典型的な用法といえるでしょう。

英語の「命令」は必ずしも高圧的な物言いではなく、やんわり提案するようなニュアンスでもよく用いられます。

Go to bed.
寝なさい。- Weblio Email例文集

Be a good boy!
あなたは大人しくしなさい。- Weblio Email例文集

禁止(~してはいけない)

命令文の動詞を否定語で打ち消す形を取る表現は「禁止」の意味で用いられます。禁止とは、つまり「~するな」という命令です。

禁止の表現は、動詞を否定する語(don’t)が動詞に先立つ形で先頭に置かれます。

Don’t be late.
遅れるなよ。- Tanaka Corpus

勧誘(~しよう)

命令表現は提案・勧誘といったお誘いの場面でも用いられます。

命令と同じ形でも勧誘の趣旨は示せますが、より明示的に勧誘の意味を表現する場合には let’s を先頭に置いて表現します。

Let’s go out to eat.
食事に行こう。- Weblio Email例文集

let’s は let us の省略です。すなわち、勧誘の文で省略されている主語には自分も含む(「我々」「あなたと私と」を示す)という点に留意しましょう。

依頼(~して下さい)

英語の命令法は依頼の趣旨を示す表現にも用いられます。please を伴う文を思い浮かべるとよいでしょう。

please は命令文の先頭か末尾か、どちらに置いても構いません。ただし末尾に置く場合は please の手前にカンマ(,)を打って文をいちど切ります。

Please open the window.
窓を開けて下さい。- Weblio Email例文集

Open the window, please.
窓を開けて下さい。- Tanaka Corpus

命令法で表現される依頼は、直接的で依頼であり、「もしよろしければ~」というような遠回しで控えめなニュアンスは出せません。丁寧かつ控えめなニュアンスで依頼を持ちかける場合には、間接疑問文のような、もっと婉曲的な言い回しを用いましょう。

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