英語の「前置詞+関係代名詞」の用法と言い換え方法


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英語の「関係代名詞」の用法の中には、手前に前置詞を置く必要がある場合もあります。

関係代名詞が示す語が、前置詞の目的語として機能する場合に、関係代名詞は「前置詞+関係代名詞」という語順で記述する必要があります。

関係代名詞が「前置詞の目的語」の場合「前置詞+関係代名詞」の形で記述される

そもそも「関係代名詞」は、名詞を補足説明する文(節)を主文に組み込んで述べる場合に用いられる語です。主文において関係代名詞が直接指示する語は「先行詞」と呼ばれます。関係代名詞は普通は先行詞の直後に置かれます。

そんな関係代名詞が、従属節の中で「前置詞の目的語」として位置づけられる場合、関係代名詞として機能する際も前置詞を巻き込んで「前置詞+関係代名詞」の形のまま用いられます。

This is the book about which I told you.
これが君に話した本だ。 – Tanaka Corpus

about which という表現は「前置詞+関係代名詞」の典型的な例といえます。関係代名詞節を切り離すと I told you about it. といった文になり、about it の it が先行詞と同一の語として 関係代名詞になっているわけです。

語順は「前置詞+関係代名詞+~」と並ぶ場合もありますが、「(関係代名詞)+~+前置詞」という語順を取る場合もあります。

「前置詞+関係代名詞」の基本ルール

関係代名詞を「前置詞+関係代名詞」の形で記述する場合、前置詞は関係代名詞の前方または後方どちらかに配置して表現できます。

ただし、関係代名詞に that を用いる場合は、前置詞は必ず関係代名詞節の後方に置かれます。

また、関係代名詞を省略して記述する場合では、前置詞は必ず関係代名詞節の後方に置かれます。

以上3つのルールに沿って文章を組み立てると、「前置詞+関係代名詞」の文は4通りの形式で表現できることになります。

先に挙げた This is the book about which I told you. という文は、 This is the book. という文と I told you about it. という文に分解できます。

This is the book.
これがその本である。

I told you about it.
私はそれについて話した。

the book と it が同じであるので、 it を which に置き換えて1つの文にできます。さらに、直前の前置詞 about も関係代名詞節のにもってきます。

This is the book about which I told you.
これが君に話した本だ。 – Tanaka Corpus

関係代名詞を用いて1つの文にした場合、関係代名詞 which が前置詞 about の目的語となります。

さらに、前置詞を関係代名詞節の後ろに残すことができます。「関係代名詞+~+前置詞」の語順になっています。
This is the book which I told you about.

また、目的格の関係代名詞は省略できます。この場合、必ず前置詞を関係代名詞節の後ろに置きます。
This is the book I told you about.

もし、関係代名詞 that を用いると、前置詞を後ろに置かなければなりません。
This is the book that I told you about.

したがって同じ意味の文章が下記4通りに書き換えられることになります。

  • This is the book about which I told you.
  • This is the book which I told you about.
  • This is the book I told you about.
  • This is the book that I told you about.

 

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