英語の「知覚動詞」の種類と文法的特徴、注意点


shutterstock_527539885英語の知覚動詞は通常の動詞とは違った文法的特徴があり、注意が必要です。

知覚動詞とは

知覚動詞は動作動詞、状態動詞、心理動詞など動詞を意味で分けたカテゴリーの一つです。知覚動詞には、視覚動詞、聴覚動詞、触覚動詞、味覚動詞、嗅覚動詞の人間の五感を表す動詞が含まれます。

一言でいえば「見る」「聞く」といった五感の作用を表現する動詞です。

知覚動詞の具体例

  • 視覚動詞:see、notice、look at、watch
  • 聴覚動詞:hear、listen
  • 触覚動詞:feel
  • 味覚動詞:taste
  • 嗅覚動詞:smell

知覚動詞の文法的特徴

知覚動詞が第5文型(S+V+O+C)の動詞Vの役割で用いられる場合、補語Cに含まれる動詞の形に注意が必要です。

知覚動詞を主とする第5文型の文は「S(主語)+V(知覚動詞)+O(目的語)+C(原形不定詞、現在分詞、過去分詞)」の形をとります。補語に位置する動詞は、文章内容によって語形を変えます。

第5文型SVOCの形をとる知覚動詞は、ほぼ視覚、聴覚、触覚の3つであり、味覚と嗅覚は第5文型を取ることはめったにありません。

補語に位置する動詞の語形と意味

補語に使用される動詞の1つ目は、原形不定詞すなわち動詞の原形です。この動詞の原形は不定詞の名詞的用法をもつため動詞の前に「to」は不用です。原形不定詞は「ひとまとまりの動作」を表す場合に使用され、「Oが、~するのをV」のように訳されます。

I saw him enter the room.
彼が部屋に入るのが見えた (研究社 新英和中辞典)

I felt my heart beat violently.
心臓が激しく鼓動するのを感じた. (研究社 新英和中辞典)

2つ目は、現在分詞すなわち「~ing」の形で終わる動詞が使用されます。現在分詞は、「継続中の動作」「一部の動作」を表す場合に使用され、「Oが、~しているのをV」のように訳されます。

I can’t stand to see her blaming herself any more.
これ以上彼女が自分自身を責めるのを見てはいられない (Eゲイト英和辞典)

I heard my father snoring in the other room.
父が別室でいびきをかいているのが聞こえた (Eゲイト英和辞典)

3つ目は、過去分詞です。動詞の過去分詞形を使用する場合は「受動的な動作」を表します。「Oが、~されるのをV」のように訳すことができます。

I cannot see our team defeated.
我々のチームが負けるなどとは思えない. (Eゲイト英和辞典)

She heard her name called.
彼女は自分の名前が呼ばれるのを耳にした. (研究社 新英和中辞典)

受動態の知覚動詞でよくある誤用

知覚動詞が受動態の形で使用される場合、原形不定詞は「to+動詞の原形」となります。

He was seen to enter the room.
彼は部屋に入るのを見られた。 (Tanaka Corpus)

例文のようにseenとenterの2つの動詞を繋ぐようにtoが使用されています。また、補語で使用される動詞が現在分詞か過去分詞の場合は、toは使用されず能動態と同じ用法で使用されることがほとんどです。

»覚えた英語を、マンツーマン英会話の「無料体験」で、ちょっとだけ話してみる