関係代名詞「which」と「that」の使い分け方


shutterstock_334927367用法が似ている関係代名詞の「which」と「that」は、正しい使い分けが難しい英文法の一つです。

基本の用法として、whichは物事の先行詞を修飾でき、thatは人と物事どちらも修飾できるという違いがありますが、先行詞が物事の場合どちらの関係代名詞を使った方が適切か判断しなくてはなりません。

whichとthatの大きな違いとして、whichは非制限的関係節で使用され、thatは制限的関係節で使用されるという違いがあります。分かりやすく言い換えると、whichは先行詞の追加的な情報thatは先行詞の定義をする情報において使用されます。

I began to read the book, which was very difficult for me.
その本を読み始めたが, 私にはとても難しかった (Eゲイト英和辞典)

There were few apples that had no bruises.
傷のまったくないリンゴはほとんどなかった (Eゲイト英和辞典)

1つ目の例文は、whichの前の先行詞を修飾する形でコンマ以降の「とても難しかった」という情報が追加された文となっています。一方、2つ目の例文は、that以降が先行詞の「apples」について説明しています。この文は、「傷のまったくないりんご」という特定のりんごのみについて述べているニュアンスが強い文となっています。

関係代名詞「which」は追加情報

whichは、追加的な情報が述べられている場合に使用される関係代名詞です。また、例文のようにコンマで区切らずにwhichを使用する場合もあります。そのような場合は、文脈によって関係代名詞以降の内容と修飾される先行詞の内容の関係を見分ける必要があります。

一方、主格や目的格を修飾するwhichにおいてはthatに書き換えが可能な場合もあります。特に、目的格の関係代名詞はよく省略されるという特徴もあります。

関係代名詞whichの主格としての使用

The river which flows through London is called the Thames.
ロンドンを貫流するその川はテムズ川という.(研究社 新英和中辞典)

関係代名詞whichの目的格としての使用

This is the book (which) I have chosen.
これが私の選んだ本です(研究社 新英和中辞典)

関係代名詞「that」は先行詞を定義

thatは先行詞を定義する意味合いが強い場合に使用される関係代名詞です。そのため、thatの後には文脈において不可欠な情報が置かれます。また、thatは口語的な表現として使用されることが多く、特にアメリカ英語では省略されることが多くあります。

関係代名詞thatが使用される場合の特徴としては、最上級の形容詞や、the only、the same、the very などの制限的語句が先行詞に含まれる場合、または疑問代名詞や all、much、little、every、noなどが先行詞に含まれる場合などがあります。

最上級の形容詞が先行詞に含まれる場合

He’s the greatest actor that has ever lived.
彼は今までになかったような名優だ.(研究社 新英和中辞典)

制限的語句が先行詞に含まれる場合

That is the only thing that I can do.
私にできることはそれだけです。(Weblio Email例文集)

参考: 英和辞典・和英辞典 – Weblio辞書「which」「that

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