英語の形容詞の「叙述的用法」と「限定的用法」の使い方


dog-734689_640形容詞には大きく分けて2種類の用法があります。限定的用法と叙述的用法です。この二つの使い分け方を理解していないと、不適切な英文を作ってしまったり、英文を読む際に間違った解釈をしたりしてしまいます。

限定的用法

限定用法は一言で言うならば、直接名詞を修飾する用法です。名詞の前に置くことで、その名詞を限定する役割を果たします。

He saw a pretty girl.
彼はかわいい少女を見た。(Tanaka Corpus)

形容詞がないと「彼は女の子を見た」となり、どのような女の子を見たのかがわかりません。prettyをつけることで女の子という名詞を限定し、かわいい女の子という意味になります。

叙述的用法

叙述用法は、形容詞自らが「文の要素」となる用法です。第 2 文型 ( S + V + C ) や 第 5 文型 ( S + V + O + C ) で補語 (C) として用いられ、動詞のあとに置かれて補語としての働きを果たします。

He’s alive only to his own interests.
彼はただ自分の利益に抜けめがない.( 研究社 新英和中辞典)

The baby is fast asleep.
赤ちゃんはぐっすり眠っている(Tanaka Corpus)

叙述的用法で用いられる形容詞

接頭辞が aの形容詞は、一般的に叙述用法のみで使用されると言われています。

  • afloat :浮かんで
  • afraid:恐れて
  • alert :油断のない
  • alike :似た
  • alive :生きている
  • alone :一人で
  • amiss:不都合で
  • asleep:眠って
  • awake :目が覚めて
  • aware:気づいて
  • ashamed :恥じて

副詞がついてる場合と名詞の後ろに置く場合は例外

叙述用法を用いた形容詞は、基本的には動詞の後に置かれます。しかし、副詞がついている場合と、名詞の後ろに置く場合は例外とされています。

the fast asleep baby
ぐっすり眠っている赤ちゃん

the Child Asleep
眠っている子供

限定的用法と叙述的用法で意味が異なる形容詞

同じ単語でも、限定用法と叙述用法のどちらを用いて使用するかで、意味が変わります。

certain     限定用法 :ある ~  叙述用法 :確信して
due      限定用法 :正当の  叙述用法 :到着する予定で
late      限定用法 :最近の  叙述用法 :遅れた
present     限定用法 :現在の  叙述用法 :出席して
right         限定用法 :右の   叙述用法 :正しい
sorry        限定用法 :情けない  叙述用法    :すまないと思って

この他にも意味が変わる単語は数多くあります。全て辞書に書かれてあるので、形容詞を使う際は限定的用法なのか叙述的用法なのかを確かめて使いましょう。

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