パラグラフリーディングを用いた英語の長文読解法


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英語の試験の長文問題などで効率的に文意を把握するためのテクニックに、パラグラフリーディングと呼ばれる読み方があります。

英語の試験の長文読解問題は、じっくり精読している時間は取れませんし、配点がかなり大きいので見過ごすこともできません。パラグラフリーディングの要領を身につけると、効率的な読み方に近づけるかもしれません。

パラグラフリーディングとは

パラグラフリーディングを、あえておおざっぱにまとめてしまえば、段落(文意のまとまり)ごとに趣旨を取り出して大まかな文章の流れを把握することに特化した読み方といえるでしょう。

文章を逐一読んだり、文章ごと訳出したりせず、ポイントとなる語とその前後にある要旨だけ拾って「文章の大意のみつかむ」読み方です。

文章の構成を把握する

パラグラフリーディングをするにあたって、大まかな文章の流れを掴むことが重要です。長文問題で扱われる論説文は基本的に、「序論、本論、結論」の順番で構成されています。序論で問題提起をし、本論で具体的な内容について言及します。そして結論には筆者の主張が書かれることが多いです。この大まかな流れを認識し、最初に「この文章における問題は何か」、と「筆者の主張は何か」を考えます。それを考える上で重要なのが、各段落から1文ずつ重要な文章を抜き出すことです。

各段落を要約し、筆者が主張することを導き出す

基本的に、1つの段落で重要なことは1つだと言われています。なので、パラグラフリーディングでは1つの段落から重要な文章を1文だけ抜き出します。そうすることで本文を全部読むことなく要点を把握することができます。序論と本論の段落から重要な文を1文ずつ抜き出せば、その文章における問題点と筆者の主張が簡単にわかります。また、それぞれの段落から抜き出した1文を組み合わせれば、その文章の概要も素早く理解できます。

つまりこの重要な一文を見つけることこそが、パラグラフリーディングには最も重要なことだと言えるでしょう。そしてその重要な1文を確実に、素早く見つけるために必要なのがディスコースマーカーです。

ディスコースマーカーとは

ディスコースマーカーは直訳すると「談話標識」です。文章を読む上での道しるべのようなものです。このディスコースマーカーは文章のいたるところにあり、筆者が自身の主張をわかりやすくするために使っています。ディスコースマーカーには大きく分けて「対比・逆説」「具体例」「言い換え」「追加」「因果」の5種類あると言われています。

It seems that…But…=論旨に対する反論を書いている、Butの後に筆者の主張が入ることが多い
for example =具体例を挙げている
In other words =言い換えると
first(ly)/second(ly) =第一に、第二に
such as   =抽象的な内容を具体化している
One reason is=理由としては
in conclusion =結論が書かれている

このようなディスコースマーカーを文章の中から探しだすことができれば、短時間で効率的に筆者の主張したいことや具体例を理解することができます。

パラグラフリーディングのメリット

パラグラフリーディングのメリットは、少ない時間でより多くの文章が読めることです。テストでは限られた時間を有効に使うことが重要です。また、長文の構造や傾向を素早く理解することが重要とされているので、文章における重要な部分を見つける練習になります。

パラグラフリーディングのデメリット

「素早く簡潔に筆者の主張が理解できる」というメリットがある代わりに、この読み方にはデメリットがあります。それは、重要な文章を見つけられたとしてもその文章を正確に理解できなければ意味がないということです。そのため、この読み方は文構造や単語をある程度理解している人にとっておすすめだと言えるでしょう。

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