英語の所有格の関係代名詞「whose」の文法的役割


woman-687560_640関係代名詞の中でも、所有格の関係代名詞「whose」は目にする場面も少なく使用方法を忘れがちです。

所有格の関係代名詞とは

文法の復習となりますが、所有格とは「~の」と日本語で訳され例として「my, your, his, her, their, its, ○’s」などがあります。○には人名が入ります。所有格はその後に続く名詞を修飾する役割を持ちます。次に関係代名詞とは、接続詞のように二つの文を繋ぎ、前の文の名詞を修飾する形の後ろの文(形容詞節)を繋ぐ役割を持ちます。例として「who, whom, which, that」などがあります。

whoseも一般的に関係代名詞の一種類として分類されることがほとんどですが、所有格の関係代名詞はwhoseだけです。「in which, of which」も所有格の関係代名詞の一つだとまとめられることがあります。ですが、前置詞のついた関係代名詞として所有格と同様な働きをしていると説明されることもあるため関係代名詞の一種類としてwhoseとの使い分け方を後で説明します。

関係代名詞「which, who, that」の復習

関係代名詞と言えば、「which, who, that」がです。これらは主格の関係代名詞と呼ばれ、先行詞で使用されている名詞を修飾し、後の文の主語の役割をする節として二つの文を繋ぎます。whichは人以外のもの、whoは人、thatはどちらも修飾することができます。

彼が窓ガラスを割った少年です。
He is the boy who broke the window.

私たちの心を打った歌はほとんどなかった。
There were few songs which touched us.

彼は今までになかったような名優だ。
He is the greatest actor that has ever lived.

また、関係代名詞はthatはどのような場合でもwhichとwhoの代わりに使用できるわけではありません。thatは制限用法の場合、非制限用法のwhichの場合と使い分ける必要があります。制限用法はthat以降の形容詞節が先行詞を説明するのに必要とされ、非制限用法はwhich以降の形容詞節が先行詞の補足説明とみなされる場合に使用され、「, which」の形で使い分けます。

Whoseの使用のされかた

所有格の関係代名詞whoseはどのような場面で使用されるのかというと、先行詞で使用されている名詞を修飾する際に、後ろの文の所有格を関係代名詞に変えて二つの文を繋ぐ場合の節として使用されます。whoseの後ろの名詞の所有格として機能し、人でも人以外のものでも修飾することができます。

母親がピアニストをしている少女を知っている。
I know a girl whose mother is a pianist.

ページがちぎれている本は価値がない。
A book whose pages are torn is worthless.

所有格の関係代名詞と似た働きをする「前置詞+which」

所有格の関係代名詞whoseを使う代わりに「of which」などの関係代名詞が使用されることがあります。

私たちは車を見つけた。車の所有者が容疑者です。
We found the car. The owner of the car is the suspect.

私たちはその容疑者が所有者である車を見つけた。
1.→We found the car the owner of which is the suspect.

私たちはその所有者が容疑者である車を見つけた。
2.→We found the car of which the suspect is the owner.

これらの文を所有格の関係代名詞whoseで書き換えると、

私たちは車を見つけた。車の所有者が容疑者です。
We found the car. Its owner is the suspect.

私たちは所有者が容疑者の車を見つけた。
3.→We found the car whose owner is the suspect.

となります。

1~3はどれも同じ意味の文章ですが、「The owner of the car」→「~ of which」は名詞を関係代名詞に、「Its owner」→「whose owner」は所有格を関係代名詞に代えるため書き換える場合は文法の変化に注意する必要があります。

また、例文3のwhoseを使った形が口語での使用頻度が高く、例文1は書き言葉としては一般的で、例文2は文法的には正しいのですがあまり使用されない形です。

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