英語の前置詞「to」と「for」の違いを理解するための方向感覚


wanderer-455338_640前置詞toとforを方向を指す単語として「~に向かう」という意味で頻繁に使用されます。しかし、含まれる意味や表現されるニュアンスを日本語の翻訳だけで判断することは難しく単語それぞれの使用方法を感覚として掴むことが必要となります。

前置詞toとforのコアの意味

「~へ」と単純に訳すことのできる前置詞toとforですが、指す方向として人、場所、物など様々な目的を当てはめることができます。

「to」「~に向いて」と向きを示す意味が含まれ、方向を示す場合「~のほうへ、~に」と訳されます。

「She came to my office.」彼女が私のオフィスに来た。(到着点)
「We always sing the baby to sleep.」私たちはいつも歌を歌って赤ん坊を寝かせつける。(状態の変化)

toは方向以外にもある対象に向き合ってという意味が含まれています。そのため「~に対して」と訳され、到着地点に向いているあるいは到着している、そのため到着地点に向き合っているというニュアンスを人、場所、物表を目的地点として表します。

「She is aunt to my mother」彼女は私の叔母です。(関係の対象)

「for」「~に向かって」と向かう方向を強調する、対象を心理的に指差しているニュアンスが含まれます。方向を示す場合の文章では「~へ向かって、~へ行くために」と訳されます。

「I’m leaving for London.」ロンドンに向けて出発します。(方向)
「Go for a walk.」散歩に行く。(目的)

前置詞とtoとforは動詞の意味と合わせて使い分けの判断をする

toとforの意味のニュアンスを理解することで、方向を示す前置詞としてどの動詞が一緒に使用されるかという感覚を掴むことができます。
どちらの前置詞もAからBに向かうという意味は共通しています。違いとしては、toはAからBに到達している、あるいは到達していることが確実だと考えられるニュアンスが含まれます。forはBに到達しているか分からない、あるいは心理的に相手に向かっているニュアンスを表します。

人を目的とした前置詞toとfor

また、人が目的として使用される文章の場合、toは行動が人に直接影響を及ぼす場合に使用され「~に対して」と訳されるます。forは人に対して何らかの目的があり行動が行われた、間接的影響を及ぼす場合にしようされ「~のために」と訳されます。

「I teach piano to children.」私はピアノを子供たちに(対して)教えている。
「Milk is good for your health.」牛乳は健康に/のために良い。

上記のように言葉で説明するととても複雑な説明に感じるかもしれません。そのため、前置詞の意味の理解だけでなく、動詞の意味に注目をしてどのような行動をしたのかによって前置詞toとforを使い分けるという考え方が使用されます。

前置詞「to」と「for」の例文比較

さらに分かりやすく例文を使用してtoとforの違いを説明します。

「She went to the drugstore.」
「She went for the drugstore.」

どちらも、「彼女が薬局に向かった。」ことを示しています。ですが、「to the drugstore」の場合彼女が実際に薬局に到着している、薬局と向き合う状態になる意味を含むのに対して、「for the drugstore」は薬局に向かったことは確かなのですが、彼女が薬局に到着しているかどうかは分からないという意味が含まれます。toが方向だけでなく到着点も表すのに対して、forは方向のみを文章中で表すためこのようなニュアンスの違いがあるのです。

これらの例文はWeblio辞書-英和辞典・和英辞典に詳しい語法が掲載されています。
http://ejje.weblio.jp

»覚えた英語を、マンツーマン英会話の「無料体験」で、ちょっとだけ話してみる

[], [], [], []