「ノルマン・コンクエスト」が英語にもたらした最大の影響は


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「ノルマンコンクエスト」は歴史上の出来事ですが、今日の英語の大きな影響を与えたと言われています。

ノルマンコンクエストが英語にもたらした最大の要素は、フランス語が流入してきた点にあるといえます。

ノルマン・コンクエストとは?

ノルマン・コンクエスト(The Norman Conquest)とは、現在のフランス北部に住むノルマン人の王ウィリアム(ノルマンディー公ウィリアム)が、1066年にイングランドを征服した出来事のこと。これにより、イングランドにフランス語を話すノルマン人が流入することとなります。

英語の祖先はドイツ語系の言語

ノルマン・コンクエスト以前の英語は、5世紀にイングランドを占拠したゲルマン系の言語です。フランス語はラテン系の言語です。

当時の英語は現在よりも文法の複雑な言語でした。英語の最も基礎的な単語、たとえば make, do, have, hold, bring, open, mind, house, bread などの語彙はこのゲルマン系言語に基づく語が中心となっています。

ノルマン・コンクエストによりフランス語が流入

ノルマン・コンクエストによりフランス語を話すノルマン人に支配されたことで、イングランドにフランス語が流入。支配層である上流階級がフランス語、下流階級がゲルマン系の英語を話す二層構造になります。

百年戦争時にイギリス英語が確立

百年戦争時(1337~1453年)にフランスに敵対意識を持ったイングランドは英語をフランス語と区別するようになり、公用語をフランス語から英語に改めます。その後、発音の変化などを経て、現在の英語に通じる言語体系へ向かっていきました。

フランス語に語源が求められる英単語は非常に多く、日常的に用いられる語にも含まれます。名詞を中心に pork、beef、court、tax、money、ticket、travel、tresure、try、menu、など枚挙に暇がありません。

ノルマン・コンクエストがなかったら?

一部にはゲルマン系の古英語が残存するものもありますが(court/benchなど)、こういった一部を除いては、ノルマン・コンクエストがなければ多くの英単語が全く別の単語だったかもしれません。

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