ピザで覚える英語の「物質名詞」の数え方


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英語にある「物質名詞」という区分について、ピザを手がかりに学んでみましょう。

まず物質名詞とは何か

英語の名詞は、性質や扱い方の違いに応じていくつかの種類に区分されます。区分体系によっても異なりますが、抽象名詞と具象名詞、普通名詞に固有名詞、可算名詞と不可算名詞、および集合名詞、などのような区分があります。

物質名詞(Material Noun)もそのひとつです。

物質名詞は、特定の形状がないと見なされる、物質として認識されるモノを指す名詞の区分といえます。基本的に不可算名詞を取ります。水(water)や土(sand)あるいは空気(air)を思い浮かべると分かりやすいでしょう。水そのものを1つ2つと数え上げることはできず、部分的に切り取っても水はやはり水のままです。数量や単位を表現する場合には容器や形状を単位として伴います。

液体・気体・粉末の他に、金属・ゴム・プラスチック・綿・石炭といった原料・素材も物質名詞です。木材やレンガも物質名詞。そして、パン・肉・チョコレートといった食料品も物質名詞である点がかなりの曲者です。

食品における物質名詞

液体は明らかに数えることが困難であるため迷わず物質名詞と判断できます。水(water)、ワイン(wine)、砂糖(sugar)、塩(salt)など。

食肉も、「食材としての肉」は原材料としての性格から物質名詞と判断できるでしょう。

バン(bread)、チーズ(cheese)、バター(butter)のような食材は、部分的に切り崩して食べるものであり、切り崩される本体の側は基本的に数え上げられない、と考えると理解しやすくなります。

ベーコン(bacon)、ケーキ(cake)、ピザ(pizza)も、分割して食べるものなので、分割される前の全体は物質名詞であり不可算なのだと考えるとよいでしょう。ベーコンは肉をスライスした一部なので個々に数える場合は「a slice of bacon」という考え方もできます。

物質名詞ピザの扱い方3通り

ピザ(pizza)について英語で表現する場合には、どういう観点からピザを捉えるかによって言い方が変わります。

漠然と「ピザが食べたい」と述べる場合は「I want to eat pizza.」のように表現できます。このpizzaは不可算名詞です。

「ピザを一切れ食べたい」と述べる場合、「I want to eat a slice of pizza.」と表現します。二切れなら「two slices of pizza」。ここではスライス単位で切り分けられたピザが念頭に置かれす。

ピザ1枚まるごと(whole pizza)を想定しながら「ピザが食べたい」と述べる場合。この場合はwhole pizza単位で1枚2枚と数えられることになり、「I want to eat a pizza」と表現できてしまいます。半分なら「half a pizza」と表現できます。

ケーキも同様

「cake」はピザと同様に食べ物としての捕らえ方、1ピース、1ホールと、どの部分のケーキを指しているのかイメージすることで「cake」「a piece of cake」「a cake」と数え方の使い分けされます。

数え方の表現はそれぞれ異なる

物質名詞を数える際には単位にあたる名詞を伴う必要があります。飲み物なら a glass of 、あるいは a cup of といった語で1杯2杯と表現されます。物質名詞の種類に応じて伴う表現は変わり、把握はなかなか大変です。

どの物質名詞がどの語を伴うのかは、ひとつの言い方として暗記してしまっても良いかも知れません。日本語の数の単位に比べれば単純で種類もそこまで多くはありません。そして慣れれば自然と選択できるようになります。ただし、同じ飲み物でも器によって glass になったり bootle になったりする点には留意しましょう。

理想的には、物質名詞を数える際に用いる手段や手がかりを思い浮かべるとよいでしょう。

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