「運命」に関する名言で学ぶ英語「strait(狭い)」


Robert Salmon - Ship in Storm

strait /stréɪt/ は、形容詞としては「狭い」や「窮屈な」などと訳されます。現代の英語で「strait」が形容詞として用いられることはあまりありませんが、「狭き門」が「strait gate」と訳されるように、文語的な表現で用いられることがあります。

一般的には、「strait」は名詞として用いられ、「海峡」を意味するほか、「窮乏」や「困難」を意味することもあります。それらの意味はいずれも、「狭い」という元々の意味から派生したものです。

▼「strait」を含む名言

It matters not how strait the gate,
How charged with punishments the scroll.
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.

いかに門が狭かろうとも
いかに重い罰に苦しめられようとも
我こそが我が運命の支配者
我こそが我が魂の統率者なり

Henley WE(1888)「Invictus, In Memoriam R.T.H.B」より引用

イギリスの詩人、ウィリアム・アーネスト・ヘンリー(1849-1903)の代表作として知られる詩からの引用です。ヘンリーは幼い頃に罹った病が原因で片足を失うという不幸に見舞われましたが、不屈の精神を貫いた人物として知られています。

南アフリカの黒人初の大統領、ネルソン・マンデラは、27年間に及ぶ獄中生活の中で、しばしばこの詩を口ずさみ、自らを鼓舞していたといいます。ネルソン・マンデラを主人公とした2009年の映画には、ヘンリーの詩に由来する「Invictus(インビクタス)」という題名が与えられています。

Illustration by Robert Salmon (1775-1851年頃) [Public domain], via Wikimedia Commons

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