「時間」に関する名言で学ぶ英語「bang(打鍵する)」


20100727 Nikko Tosho-gu Three wise monkeys 5965

bang /bˈæŋ/ は、下の名言では「打鍵する」、すなわち「(コンピューターの)キーボードを叩く」という意味で用いられている単語です。より一般的には、「ズドン」や「ドカン」などの大きな音を立てる動作全般を表します。

通常、「キーボードを叩く」という動作に対応する英語の動詞としては、「type」や「hit」などが一般的です。名詞では「keystroke」という単語があります。ここで「bang」が用いられているのは、動作主が人間ではなく、サルであることが関係しています。サルが打鍵する時にはきっと、「bang」と形容されるような大きな音が鳴ることでしょう。

その他、「bang」は机などを拳で叩いたり、ドアを勢いよく閉めたりする際に用いられます。銃を撃つ動作も「bang」で表現されます。

▼「bang」を含む名言

We’ve all heard that a million monkeys banging on a million typewriters will eventually reproduce the entire works of Shakespeare. Now, thanks to the Internet, we know this is not true.

百万匹のサルが百万個のタイプライターを打鍵し続ければ、いつかはシェイクスピアの著作の全てを創り上げることができるという話は、皆が聞いたことがあるだろう。今や、インターネットのおかげで、それが嘘だということを皆が知ることができる。

1997年2月16日付の「Mail on Sunday」より

上の名言は、ロバート・ウィレンスキー(1951-2013)が、1996年の講義で残した言葉からの引用です。

ロバート・ウィレンスキーは、カリフォルニア大学バークレー校の教授で、電子工学や人工知能の専門家でした。ウィレンスキーは、授業で学生に対してウィットに富んだプレゼンテーションを行ったことでも知られており、リチャード・J・フェイトマンが記したウィレンスキーの追悼文では、その代表例として、上の名言が挙げられました。

ちなみに、猿とタイプライターの話は、文学や映画など様々な場面で話題に上がる有名な話で、「無限の猿定理(infinite monkey theorem)」とも呼ばれています。この定理については肯定的な見解も否定的な見解も数多く、様々な論争のもととなってきました。しかし、ウィレンスキーの言う通り、私たちは「無限の猿定理」とGoogleなどで検索して、Wikipediaなどのページをクリックすれば、その定理がほとんど不可能に近いことをすぐに知ることができます。

Photo by Jakub Hałun (投稿者自身による作品) [GFDL or CC-BY-SA-3.0-2.5-2.0-1.0], via Wikimedia Commons

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