シェイクスピアの名言で学ぶ英語「blest(祝福された)」


Shakespeare grave -Stratford-upon-Avon -3June2007

blest /blést/ は、「祝福する」という意味の単語「bless」の過去形、過去分詞形です。やや古い綴りで、現代では「blessed」の方が普通に用いられますが、「blessed」が「blest」より古くから用いられてきたともいわれています(関連サイト)。

「be blest with A」で「Aの祝福を受ける」「Aの恩恵を受ける」といった意味になります。また、「I’m blest if I do.」は「そんなことは断じてしない」、「I’m blest if I know.」は「そんなこと知るものか」という決まり文句として用いられています。

▼「blest」を含む名言

Blest be y man y spares thes stones. And curst be he y moves my bones.

この墓石をそのまま置く者は祝福を受け、私の骨を動かす者は呪われるだろう。

シェイクスピアの墓碑銘より

ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)はイギリスを代表する劇作家、詩人です。上の文章は、ストラトフォード・アポン・エイボンにあるシェイクスピアの墓に刻まれている文章で、自身が生前に考えたものとされていますが、その意図するところは明らかにされていません。不仲説のあった妻と同じ墓に入れられたくなかったのではないか、という説もあります。

上の名言は「that」が「y」になっている、「cursed」が「curst」になっているなどの古い言い回しが使われていますが、現代風の言い回しに直すと以下のようになります。

Blest the man that spares these stones and cursed be he that move my bones.

また、シェイクスピアの墓の中には、彼の未発表作品が埋められているという伝説もありますが、呪いを恐れてか、誰も墓を暴く人はおらず、その伝説の真偽も定かではありません。

Photo by David Jones [CC-BY-2.0], via Wikimedia Commons

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