パスツールの名言で学ぶ英語「prepared(心構えができた)」


Archimede bain

prepared /prɪpéɚd/ は「心構えができた」「準備ができた」「覚悟ができた」などと訳されることのある単語です。しばしば「prepared for A」や「prepared to A」の形をとり、「Aの準備ができている」などの意味を表します。ボーイスカウトのモットーに、「Be prepared(備えよ常に)」がありますが、このように精神的な準備に関して用いられることが多い単語です。

この他、「prepared」は「既製の」という意味で用いられることもあります。「prepared food」というと、既に調理された、出来合いの食べ物という意味になります。

「prepared」と「ready」は、ニュアンスに違いがあるといわれることもありますが、ほとんど同じ意味で用いられ、言い換えが可能な場合もあります。

▼「prepared」を含む名言

In the fields of observation chance favors only the prepared mind.

原文:Dans les champs de l’observation le hasard ne favorise que les esprits préparés.

和訳:観察の研究分野では、チャンスとは心構えのできた者にのみ訪れるものだ。

(1854年12月7日のリール大学の講義にて)

上の言葉は、のちに世界的な大科学者として知られることになる、フランスのルイ・パスツールが、30歳代前半の頃に、講義で学生に贈った言葉だといわれています。

パスツールはその後、「生命の自然発生説の否定」「低温殺菌法の開発」「嫌気性生物の発見」「ワクチンの開発」など、科学史に残る様々な業績を上げます。科学者は時に予期せぬ発見(セレンディピティ)に遭遇することがありますが、そのチャンスを大きな功績に繋げられるかどうかは、パスツールの名言の通り、普段からの入念な観察と心構えがあるかどうかにかかっているといえるかもしれません。

Illustration by 不明 (Historia N° 767 – Novembre 2010 – page 38) [Public domain], via Wikimedia Commons

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