「有名人」に関する名言で学ぶ英語「seagull」「sardine」


Édouard Manet - Sailing Ships and Seagulls

seagull /síːgʌl/ は鳥の「カモメ」のことです。「gull」だけでもカモメを意味します。英語圏でのカモメのイメージはあまり良くないようで、下の名言でも「seagull」は嫌な存在の比喩に使われていますが、「seagull manager」という言葉もあります。「seagull manager」とは、普段は何も干渉しないのに、社員がミスをしたり問題を起こしたりした時だけ飛んできて説教をする上司のことで、専ら批判的に使われる言葉です。

sardine /sὰɚdíːn/ は魚の「イワシ」のことです。日本語では、ぎゅうぎゅうに詰まっていることを「鮨詰め」と表現することがありますが、英語には「packed like sardine(イワシのように詰まった)」という表現があります。

▼「seagull」と「sardine」を含む名言

When the seagulls follow the trawler, it is because they think sardines will be thrown into the sea.

カモメが漁船を追いかけるのは、イワシが海に撒かれると思っているからだ。

フランスのプロサッカー選手、エリック・カントナ(1966-)が、1995年の記者会見でメディアに向けて放った言葉です。彼はその2日前に、野次を飛ばしたファンに対して飛び蹴りをする「カンフー・キック」事件を起こしており、記者会見にはメディアが大勢押しかけていたのですが、カントナは席につくと、落ち着いた口調で上の言葉を言い、その後席を立ってしまいました。

この言葉は、カモメを記者に、漁船をカントナ自身に、イワシをゴシップのネタに喩えたもので、のちに彼自身を象徴する言葉として有名になりました。カントナは唯我独尊のサッカー選手として様々な問題行動を起こしましたが、その実力は確かで、「キング・エリック」として讃えられました。ちなみに、似た発言として、日本のビートたけしも芸能記者のことを「ウンコにたかるハエ」と表現したことがあります。

エドゥアール・マネ [Public domain], via Wikimedia Commons

»覚えた英語を、マンツーマン英会話の「無料体験」で、ちょっとだけ話してみる