「勇気」に関する名言で学ぶ英語「discretion(思慮分別)」


Tightrope (5893328472)
discretion /dɪskréʃən/ は「思慮分別」や「慎重さ」などと訳される単語です。「ディスクレシャン」に近い発音です。「discretion」と同語源の単語には、同じ「思慮分別」に近い意味のある「discreet(思慮深い)」や「discreetly(慎重に)」があります。

日本語にも「分」や「別」という文字が使われていますが、「discretion」の「cret」の部分は「分ける」や「別にする」などの意味を持つラテン語「cernere」に由来します。

▼「discretion」を含む名言

The better part of valour is discretion; in the which better part I have saved my life.

勇気の大部分は思慮分別だ。私はその「大部分」によって私自身の命を救ったのだ。

シェイクスピアの劇、「Henry IV(ヘンリー四世)」第一部より引用

シェイクスピアの作品「Henry IV(ヘンリー四世)」に登場する貴族、フォルスタッフ(Falstaff)が、王位継承を巡る戦いで、生き延びるために死んだ振りをしていた後に、立ち上がって言ったセリフです。フォルスタッフは強欲で臆病な性格で、立ち上がった後に戦いの手柄を横取りしようとするほど救いようのない「ダメ人間」として描かれていますが、同時にしばしば機知に富んだ鋭い言葉を発する人物としても描かれています。

このセリフが引用される場合、「勇敢な物事を起こさないことが賢い判断になることもある」という言葉通りの意味で用いられることもありますが、フォルスタッフのセリフであることを意識して引用された場合には、「勇敢な行動を起こさなかったことの正当化」という否定的な意味合いを持つこともあります。

By Quinn Dombrowski from Berkeley, USA (Tightrope Uploaded by russavia) [CC-BY-SA-2.0], via Wikimedia Commons

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