歴史上の有名な名言で学ぶ英語「hang(吊るし首にする)」


Portraits & autographs of the signers of the Declaration of Independence (USA)

hang /hˈæŋ/ は、「吊るす」や「吊るされる」に関連した様々な意味を持つ単語です。下の名言には、「hang」が2回登場しますが、最初の「hang」は「団結する」という意味の「hang together」というイディオムの一部として、2番目の「hang」は「吊るし首にする」という意味で用いられています。

「吊るされる」からは「ぶら下がる」という言葉を連想することができますが、「hang in」や「hang on」が「頑張る」「持ちこたえる」という意味を持つのは、まさに苦しい状況でも「ぶら下がる」、あるいは「食らいついていく」というニュアンスがあるといえます。「hang together」というイディオムも、互いに綱につかまりあって離さない、というイメージを思い浮かべると理解しやすくなります。

なお、「hang」を使うイディオムとしては、「電話を切らずに待つ」という意味の「hang on」、「電話を切る」という意味の「hang up」、「吊るす」「掲げる」や「うろつく」という意味を持つ「hang out」などが頻出です。

▼「hang」を含む名言

We must, indeed, all hang together, or assuredly we shall all hang separately.

我々は、まさに一致団結しなければならない。さもなくば、一人一人がみな吊るし首になることになるだろう。

(1776年7月4日、独立宣言のスピーチで発したとされる言葉)

米国の政治家、ベンジャミン・フランクリンが、独立宣言が採択された日に言ったとされる名言です。この1年前の1775年4月に、既に米国とイギリスの間でレキシントン・コンコードの戦いが起こっており、のちに「アメリカ独立戦争」と呼ばれることになる戦争の火蓋は切られていましたが、この独立宣言をもって和解の道は閉ざされ、独立に向けた本格的な戦いが始まることになりました。

ただし、この名言を残したのが本当にフランクリンなのかどうかは、未だに分かっていないようです。なお、フランクリンは「Time is money(時は金なり)」という名言を初めに使った人物だといわれることもありますが、こちらも確かではありません。

関連サイト:
Franklin’s Contributions to the American Revolution as a Diplomat in France – Historic Valley Forge

By Ole Erekson, lithographer [Public domain], via Wikimedia Commons

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