「嘘」に関する名言で学ぶ英語「resort(訴える)」


Gegendemonstration gegen eine Nazi-Demo am 10. Januar in Hannover (8367996458)

resort /rɪzˈɔɚt/ は「行楽地」や「リゾート」という意味で使われることも多い単語ですが、動詞としては、「訴える」「頼りにする」という意味を持つこともあります。「訴える」「頼りにする」といっても特に、その対象があまり好ましくないものであり、やむを得ずに訴えたり頼ったりする際に用いられます。

「行楽地」と「訴える」は全く違う意味のように思えますが、語源は同じ「繰り返し行く」という意味の単語で、時代を経る中で意味が大きく変化していきました。なお、名詞としての「resort」にも「訴える」に近い意味はあり、「last resort」で「最後の手段」という意味になります。

▼「resort」を含む名言

They more readily fall victims to the big lie than the small lie, since they themselves often tell small lies in little matters but would be ashamed to resort to large-scale falsehoods.

彼ら(大衆)は小さな嘘よりも大きな嘘の犠牲者になりやすい。なぜなら彼らは、しばしば些細なことで小さな嘘をつくが、大がかりな欺瞞に頼ることを潔しとしないからだ。

Hitler A(1925)「Mein Kampf(わが闘争)」(James Murphy訳)より引用

ナチスドイツの独裁者、アドルフ・ヒトラーの著書からの引用です。英語圏では、大文字で「Big Lie」と書くと、ヒトラーの「大きな嘘」を意味するほど有名な言葉となっています。日本語では、この言葉が変化して、「嘘は大きいほどよい」や「大きな嘘はバレない」などという形で用いられることもあります。

なお、ナチスで宣伝相を務めたヨーゼフ・ゲッベルスが「嘘も百回つけば本当になる」という旨の発言をしたとして、しばしば引用されることがありますが、この言葉の出典は確認されておらず、英語版Wikiquoteでは、単なるヒトラーの「大きな嘘」の変化形の一つではないかと記述されています。

By Fraktion DIE LINKE. im Bundestag [CC-BY-2.0], via Wikimedia Commons

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