英語の発音でしばしば起こる「脱落」の現象とは


個々の単語では発音される音が、複数の単語を繋げて読む時には発音されなくなる現象があり、この現象は「脱落(elision)」と呼ばれています。脱落を身につけることで、ネイティブの流暢な発音に近づくことができます。

脱落は、前の単語の最後の音と、後ろの単語の最初の音が全く同じか、あるいは類似している時に起こる現象です。例えば、「take care」は「take」が「k」の音で終わり、「care」が「k」の音で始まるので、一方の音が脱落し、「テイケア」に近い発音になります。

また、脱落が起こると、前の音が「声門破裂音(声門閉鎖音)」という音で発音されることもあります。声門破裂音は、発音記号では「ʔ」と表記され、日本語の「っ」に近い音です。つまり、「take care」は「テイッケア」に近い音になります。声門破裂音は、英語においては日本語と同様に、発音の違いとして認識されないので、「テイケア」と「テイッケア」のどちらかが正しいということはありません。

▼全く同じ音が重なって脱落が起こる例

get to
red door
good day
can not
want to

▼似た音が重なって脱落が起こる例

sit down(tとd)
this shop(sとʃ)
good teacher(dとt)
hot soup(tとs)

「handsome(ハンサムな)」という英単語は、語源的には「hand」と「some」が合わさってできたものですが、その過程で脱落が起こっているので、発音は「hˈænsəm」で、「d」の音は発音されません。「handkerchief(ハンカチ)」や「cupboard(戸棚)」も同様の例です。

また、口語表現で「want to」が「wanna」になったり、「going to」が「gonna」になったりしますが、これは脱落とリエゾンが同時に起こっている例です。

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