間違えやすい二重母音の発音


英語には5種類の「二重母音」があります。すなわち、「ei」「ai」「ɔɪ」「au」「ou」の5つです。「ɔɪ」は「boy」の「oy」の部分の発音で、「オイ」に近い発音です。これらの発音は、いずれも日本語にはない発音なので、英語では注意が必要です。

また、英語の二重母音に関しては、いくつか日本人が誤解しやすい性質があります。

▼二重母音は「2つの母音」ではない

日本語にも「アイ」「アウ」「アエ」…などの母音が2つ連なった音が20種類あり、これらが二重母音だとして紹介されることもあります。しかし、実際にはこれらの音は「母音接続(連母音)」といい、同じものではありません。英語の二重母音は「母音接続」のように2つの音節に分かれることはないので、あくまで「1つの音」だと認識しておく必要があります。

▼二重母音には強弱がある

日本人は英語の二重母音を両方とも同じ強さで、はっきりと発音してしまいがちですが、これはネイティブの発音とは異なります。ネイティブは、二重母音の後ろの母音を必ず「弱く」発音します。例えば、「ei」はカタカナの「エイ」よりも「エィ」に近い発音をします。後ろの母音にアクセントが置かれることはありません。

▼二重母音には長さの違いがある

日本語の母音接続、例えば「アオ(青)」では、「ア」と「オ」の音はほとんど同じ長さで発音されます。しかし、英語の二重母音では、前の母音の方がやや長く発音されます。比率は7:3から8:2程度だといわれています。

▼長母音の「エー」は英語にはない

例えば「way(道)」はカタカナ語として「ウェー」と表記されることもありますが、英語には「エー」と伸ばす音がないため、字面通りに発音してしまうと誤りになります。カタカナ語で「エー」と書かれる発音は、実際には全て二重母音で、「way」の「ay」の部分も「エイ」の発音に近い「eɪ」です。以下の単語も、全てそれに当てはまります。
ace, ape, away, break, native, station, train

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